一般社団法人宝石のまち甲府会議


〇一般社団法人宝石のまち甲府会議 設立経緯

当会議は令和2年、甲府市が経済産業省関東経済産業局の「令和2年度売れる地域ブランド育成・定着事業」(育成手着事業)に宝飾産業を該当産業として応募し採択され、事業を行った際に対象業者として参加したメンバーを中心に発足したものです。育成定着事業では、関東経済産業局、山梨県、甲府市、甲府商工会議所、山梨県水晶宝飾協同組合、山梨県宝石美術専門学校、山梨中央銀行に外部団体として参加していただき、1年間、行政、民間の垣根を越えた議論を行いました。甲府地域(甲府市及びその隣接する地域)の宝飾産業の歴史や、業界が行ってきた多くの活動を振り返りながら、業界の未来についても語り合いました。令和3年2月、事業の終了が近くなるにつれ、1年間学んだことを継続的に活動していくためにはどうすればよいか、という意見があり、透明性が高く、公益性の高い事業を行っていくには一般社団法人格がふさわしいのではないかとの結論に達し、本年設立に至ったものです。

我々の業界には山梨県水晶宝飾協同組合があり、本会議の多くのメンバーが組合理事を務めております。新しい社団法人の設立の必要性の議論も行われましたが、本会議が掲げる「甲府地域において宝飾産業を継続、発展させるために、本産業を通した豊かな甲府地域づくりに貢献すること」を目的と定めた時、宝飾産業関係者以外の市民の協力が不可欠であり、市民と共に一致団結し、豊かな甲府地域づくりを行うためには、多くの方々が集うための新たな会議体が必要であるという結論に達したものです。

〇事業化を予定している主な活動内容

・ジュエリー・ジェムトレードビルの設置に関する調査研究

 甲府駅前地区にジュエリー・ジェムトレードビルを設置し、国内外からバイヤー、一般客を誘致し、地場産業としての知名度を上げながら地域に経済効果をもたらせる為の調査研究を行います。

・甲府ジェムショーの開催計画の策定

アメリカアリゾナ州ツーソンで毎年1月に行われているツーソンジェムショーをモデルとした町全体が展示会場になるイベントの開催計画の策定を行います。

・後継者育成に関する調査研究

 長年の業界懸案事項を抜本的に調査研究し、新たな後継者育成方法を提案致します。